Vol.117

デザ
イン

キーワード: インフォグラフィックス

視覚的な情報伝達のアプローチ「インフォグラフィックス」
もっと見やすく、わかりやすく。「ひと目で理解」が理想です。
書店で多くの専門書籍が並び、注目を集めているインフォグラフィックス。
情報をひと目で伝えたい場面で用いられ、主に地図や標識に代表されます。
それが今日では、新聞や雑誌、マニュアル、Webなどにおいても広く利用されるようになってきました。
今回はインフォグラフィックスについてご紹介します。

インフォグラフィックスとは、情報やデータなどの複雑な内容をわかりやすく伝えるための表現手法です。
言葉だけではイメージしづらい事柄でも、絵や図を利用し、誰でも容易に理解できるようにすることが目的です。

その歴史は古く、1780年代にウィリアム・プレイフェアが近代グラフを発明。
1860年代にはシャルル・ジョゼフ・ミナールが、ナポレオンのロシア遠征時の兵士数の減少傾向を視覚化した
独創的なインフォグラフィックスを発表します。

1920年代にはオットー・ノイラートが、ピクトグラムを活用した統計データ視覚化手法を考案。
現在のインターフェースにおけるアイコンのデザインにも影響を与えています。

視覚的な情報伝達のアプローチ「インフォグラフィックス」
視覚的な情報伝達のアプローチ「インフォグラフィックス」

インフォグラフィックスとは、情報やデータなどの複雑な内容をわかりやすく伝えるための表現手法です。
言葉だけではイメージしづらい事柄でも、絵や図を利用し、誰でも容易に理解できるようにすることが目的です。

その歴史は古く、1780年代にウィリアム・プレイフェアが近代グラフを発明。
1860年代にはシャルル・ジョゼフ・ミナールが、ナポレオンのロシア遠征時の兵士数の減少傾向を視覚化した
独創的なインフォグラフィックスを発表します。

1920年代にはオットー・ノイラートが、ピクトグラムを活用した統計データ視覚化手法を考案。
現在のインターフェースにおけるアイコンのデザインにも影響を与えています。

近年、インフォグラフィックスが多用される背景には、インターネットなどの普及による情報量の増大があります。
人が処理できる情報量があまり変わらない中で、ひと目で内容が理解できる
インフォグラフィックスの需要が高まっているのです。

また2011年には経済産業省が「ツタグラ(伝わるINFOGRAPHICS)」を推進。
国内で本格的に注目されるきっかけになりました。

インフォグラフィックスは、単に情報をビジュアル化することではありません。
情報を取捨選択し、誰に、どのように伝えるか。そこには制作者側の意図やメッセージがあります。
そういう意味でインフォグラフィックスは、企業のコミュニケーション活動と相性が良いとも言えます。

今後、ビッグデータが当たり前になる社会において、ますますその重要性が高まっていくことでしょう。

視覚的な情報伝達のアプローチ「インフォグラフィックス」