Vol.82
デザ
イン
キーワード: ユニバーサルデザイン
- 目立つと思っていた配色が、実は判別しにくい、という事実。
- 男性の20人に1人、女性の500人に1人が、色覚に障がいを持つと言われています。
これは決して少ない数字ではありません。
これからは、より色彩に配慮した印刷物作りが求められてくるでしょう。
以前、マンスリーアップでもご紹介したUDフォント。
これは、すべての人に読みやすく、誤読されにくいという、
ユニバーサルデザイン(UD)の考え方に基づき開発されたものです。
しかし、印刷物におけるユニバーサルデザインは、何も文字だけではありません。
色覚障がい者のことを考慮し、色についても配慮が必要になってきます。
以前、マンスリーアップでもご紹介したUDフォント。
これは、すべての人に読みやすく、誤読されにくいという、
ユニバーサルデザイン(UD)の考え方に基づき開発されたものです。
しかし、印刷物におけるユニバーサルデザインは、何も文字だけではありません。
色覚障がい者のことを考慮し、色についても配慮が必要になってきます。
一般的に、色覚障がいのある人は「色の見え方が異なる」と同時に、「特定の色同士が判別しにくい」とされます。
そこでまず、色覚障がいのある人と、そうでない人、それぞれ見え方の違いを知ることが重要。
知ることによって、デザインの段階から、その不便さを取り除いていくことが可能になります。
ここでは判別しやすさについてご紹介します。
セパレーションによる工夫
色の組合せによる工夫
「障がい」の表記について
日本語は表意文字です。文字自体が意味を持つ日本語の環境にあって、害という字が与える印象は、決して良くはありません。
そこで最近では、「障害」から「障がい」へと、その表記を見直す動きがあります。
今回のマンスリーアップでは、その動きに賛同して「障がい」と表記しました。
PDF版はこちら