Vol.133
デザ
イン
キーワード: 色相 明度 彩度
- 迷った時、参考にして欲しい。色の3つの属性と配色のヒント。
- どうにも色にまとまりがない。伝えたい内容と色みがあっていない気がする…。
そう感じたことはありませんか。
今回は、色の性質と配色のセオリー、効果についてご紹介します。
色には3つの性質があります。
赤や青、黄といった色みの違いを指す「色相」、明るさの度合いをあらわす「明度」、鮮やかさの度合いを示す「彩度」。
これらを「色の3属性」と呼びます。そして、 明度と彩度の組み合わせによって色の「トーン」が決まります。
色には3つの性質があります。
赤や青、黄といった色みの違いを指す「色相」、明るさの度合いをあらわす「明度」、鮮やかさの度合いを示す「彩度」。
これらを「色の3属性」と呼びます。そして、 明度と彩度の組み合わせによって色の「トーン」が決まります。
色の違いは、私たちの生活にも大きな影響を及ぼします。
たとえば、赤やオレンジ、黄色といった暖色でまとめた部屋は暖かく感じ、青系の寒色でまとめた部屋は涼しく感じます。
体感温度で3℃の差が出るとも言われ、季節に合わせてインテリアを変える方も少なくありません。
また明度が高いと軽く、やわらかい印象、低いと重く、硬い印象を与えます。
白いぬいぐるみと黒いぬいぐるみでは、実際の重さや素材は同じでも、白い方が軽く、やわらかい手触りだと感じられるのです。
さらに明度が高い色は膨張して見え、低い色は収縮して見えます。
囲碁で使う碁石は黒石の方が収縮して見えることから、わずかに大きく作られています。
彩度に関しては、高いほど派手に感じられるため、看板や店舗の外観などに高彩度の色がよく利用されます。
さて、色にはいろいろな心理効果がありますが、配色によっても異なってきます。
落ち着いた印象を出したい場合は類似の配色が良いでしょう。
人の目を引きつけたい時、インパクトが欲しい時は、対照の配色が効果的です。
配色を考える上で、色の面積も重要な要素のひとつ。
例外はありますが、基調色、補助色、強調色の3色構成で考えるのが基本です。
面積比は基調色が70%、補助色が25%、強調色5%程度が、もっともバランスが良いとされています。
提案資料の作成時など、配色に迷うことがあれば、こうした手法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
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