Vol.159
印
刷
キーワード: オフ輪 紙目 ロール紙
- 大量ロットならおまかせ。オフセット輪転印刷はスピードが違う。
- 前回は、輪転印刷の歴史を中心にお話ししました。
今回は輪転印刷の中でも最もポピュラーな「オフセット輪転印刷(通称オフ輪)」について、そのメリットや活用方法、注意点をご紹介します。
オフセット輪転印刷の最大の特長は、平台印刷の3~4倍の仕事量をこなす印刷スピードです。
折り出し状態で排出されるので大量ロットに向いています。
印刷には巻取紙(ロール紙ともいう)をロール単位で購入し、予備紙も最低4~5000枚と大量に準備します。
そのため、小ロット印刷をご検討の場合には平台印刷の方がベターです。
一般的に平台印刷は比較的厚めの用紙に、オフセット輪転印刷はより汎用な薄めの用紙に対応する印刷機になります。
メリットの一方で、印刷品質においては平台印刷に劣るとされています。
「紙伸び」「火じわ」「火ぶくれ」など、同印刷機特有の不具合も発生しやすく、
品質管理には十分慎重になる必要があります。
また、印刷に使われる巻取紙は用紙を製造する抄紙機の流れに沿って巻き取られるので、
仕上がりの紙目が一方向に限られます。この点も平台印刷との違いです。
ご希望の仕上がりサイズがある場合は、紙目を考慮して、印刷機の方を選択・調整することになります。
オフセット輪転印刷の最大の特長は、平台印刷の3~4倍の仕事量をこなす印刷スピードです。
折り出し状態で排出されるので大量ロットに向いています。
印刷には巻取紙(ロール紙ともいう)をロール単位で購入し、予備紙も最低4~5000枚と大量に準備します。
そのため、小ロット印刷をご検討の場合には平台印刷の方がベターです。
一般的に平台印刷は比較的厚めの用紙に、オフセット輪転印刷はより汎用な薄めの用紙に対応する印刷機になります。
メリットの一方で、印刷品質においては平台印刷に劣るとされています。
「紙伸び」「火じわ」「火ぶくれ」など、同印刷機特有の不具合も発生しやすく、
品質管理には十分慎重になる必要があります。
また、印刷に使われる巻取紙は用紙を製造する抄紙機の流れに沿って巻き取られるので、
仕上がりの紙目が一方向に限られます。この点も平台印刷との違いです。
ご希望の仕上がりサイズがある場合は、紙目を考慮して、印刷機の方を選択・調整することになります。
●オフセット輪転印刷機の主な種類と紙目
・BT/2切機:B判縦目半裁のロール紙で印刷
B5仕上がりの無線綴じ、中綴じなどの冊子、B4サイズのチラシなどに使用。
オフセット輪転印刷機の中で最も出番が多く、輪転印刷機全体の約60%強がこのタイプ
・AY機:A版横目サイズのロール紙で印刷
A4仕上がりの無線綴じ、中綴じなどの冊子、カタログなどに多く使用。
オフセット輪転印刷機全体の約18%程度の割合。
・AT機:A版縦目サイズのロール紙で印刷
A5仕上がりの無線綴じ、中綴じの冊子に使用。オフセット輪転印刷機全体の2%強と
台数が少なく、使用する場合は稼働状況の確認が必要。
オフセット輪転印刷は大変便利な印刷方式ですが、留意すべき制約もいくつかあります。
ご手配の際はぜひ、弊社営業までご相談ください。
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