Vol.122
印
刷
キーワード: 薄紙印刷 厚紙印刷
- 薄紙にするか、厚紙にするか… 、厚みで印象はガラッと変わります。
- 用紙の厚みは、印刷物の重要な仕様のひとつです。高級な商品のカタログは厚い用紙で重厚に仕上げる必要があります。
一方、ページ数の多い約款や説明書などは薄い用紙の方が取り扱いの面で便利です。
今回は薄紙印刷・厚紙印刷についてご紹介します。
包装紙やマニュアル、辞書には薄紙、パッケージやカタログ、案内状には厚紙がよく利用されます。
ところで、通常のオフセット印刷で使われる用紙の厚さにはどのくらいの幅があるかご存知ですか。
印刷機や用紙の特性により若干の差異はありますが、平台(枚葉機)のオフセット印刷の場合、片面機で0.06mm〜0.35mm程度の用紙を印刷することができます(用紙例 マットコート紙A判33キロ:0.056mm カード紙K判18.5キロ:0.35mm 用紙の繊維密度や表面の仕上げ等により厚みが異なってくるため、用紙のキロ数と用紙の厚みは必ずしも比例しません)。
両面印刷機だと機構的に厚い紙を印刷するのは不向きなため0.06mm〜0.20mm程度が印刷できる範囲となります
(用紙例 上質紙菊判93.5キロ:0.18mm アートポスト紙菊判125キロ:0.20mm)。
また輪転印刷機の場合は枚葉機と違いロール紙を使用するため、厚さ0.05mm程度のさらに薄い用紙にも問題なく対応します
(用紙例 微塗工紙A判26.5キロ:0.052mm)。
ただしロール紙はもっとも厚い紙でA判70.5キロですので、それ以上の厚い用紙を輪転印刷することはできません
(用紙例 コート紙A70.5キロ:0.105mm マットコート紙A判70.5キロ:0.14mm)。
包装紙やマニュアル、辞書には薄紙、パッケージやカタログ、案内状には厚紙がよく利用されます。
ところで、通常のオフセット印刷で使われる用紙の厚さにはどのくらいの幅があるかご存知ですか。
印刷機や用紙の特性により若干の差異はありますが、平台(枚葉機)のオフセット印刷の場合、片面機で0.06mm〜0.35mm程度の用紙を印刷することができます(用紙例 マットコート紙A判33キロ:0.056mm カード紙K判18.5キロ:0.35mm 用紙の繊維密度や表面の仕上げ等により厚みが異なってくるため、用紙のキロ数と用紙の厚みは必ずしも比例しません)。
両面印刷機だと機構的に厚い紙を印刷するのは不向きなため0.06mm〜0.20mm程度が印刷できる範囲となります
(用紙例 上質紙菊判93.5キロ:0.18mm アートポスト紙菊判125キロ:0.20mm)。
また輪転印刷機の場合は枚葉機と違いロール紙を使用するため、厚さ0.05mm程度のさらに薄い用紙にも問題なく対応します
(用紙例 微塗工紙A判26.5キロ:0.052mm)。
ただしロール紙はもっとも厚い紙でA判70.5キロですので、それ以上の厚い用紙を輪転印刷することはできません
(用紙例 コート紙A70.5キロ:0.105mm マットコート紙A判70.5キロ:0.14mm)。
このように薄い用紙から厚い用紙まで、かなり広い範囲の用紙を印刷できることがおわかりいただけたのではないでしょうか。
さらに薄い用紙、厚い用紙に印刷したいという場合は薄紙専用、厚紙専用にそれぞれ特化した
設備・ノウハウを持った専業者もあります。
たとえば、代表的な薄紙であるグラシン紙の薄口は厚さ0.024mm程度しかありませんが、
平台印刷で対応できるところもあります。
また厚紙印刷の専業者はパッケージなどに使われるコートボール紙(0.52mm~0.75mm程度の用紙)に印刷することが可能です。
さらに厚い用紙が必要な場合は、合紙(ごうし)といって印刷した用紙をボール紙等と貼り合わせる加工もあります。
当社では必要であればこうした専業者とも協力するなど、薄紙から厚紙まで、お客様のご要望に可能な限りお応えします。
配送費削減のために薄い紙に印刷して軽量化したい、VIP向けの招待状なので厚い紙で高級感を出したいなど、
印刷用紙に関することもお気軽にご相談ください。