Vol.177


キーワード: 文章 ひらがな 漢字

ひらがなと漢字の使い分け
ひらがなにする?漢字にする?

文章を考えるときに、ひらがなと漢字の使い分けを意識すると、より読みやすい文章になります。
今回はひらがなと漢字を使い分けるときの代表的なポイントについてお話しします。

■ひらがなを適度に


一般的にひらがなは「やわらかい」イメージを、漢字は「堅苦しい」イメージを与えると言われています。
また、ひらがなが多いと同じ音で違う意味をもつ単語と間違いやすく、逆に漢字が多いと読みづらく、
読むこと自体に抵抗がある人もいます。
適度にひらがなを交えた文章にするとスムーズに読み進めることができます。

次の例を見てみましょう。どちらがより読みやすいでしょうか。

●漢字が多い文章
お客様の体質や体調に依っては、痒み・気触れ・湿疹等が生じる事があります。

●適度にひらがなを交えた文章
お客さまの体質や体調によっては、かゆみ・かぶれ・湿疹などが生じることがあります。

適度にひらがなを交えたほうが読みやすいと感じる方が多いのではないでしょうか。

ひらがなと漢字の使い分け
ひらがなと漢字の使い分け

一般的にひらがなは「やわらかい」イメージを、漢字は「堅苦しい」イメージを与えると言われています。
また、ひらがなが多いと同じ音で違う意味をもつ単語と間違いやすく、逆に漢字が多いと読みづらく、
読むこと自体に抵抗がある人もいます。
適度にひらがなを交えた文章にするとスムーズに読み進めることができます。

次の例を見てみましょう。どちらがより読みやすいでしょうか。

●漢字が多い文章
お客様の体質や体調に依っては、痒み・気触れ・湿疹等が生じる事があります。

●適度にひらがなを交えた文章
お客さまの体質や体調によっては、かゆみ・かぶれ・湿疹などが生じることがあります。

適度にひらがなを交えたほうが読みやすいと感じる方が多いのではないでしょうか。

■ひらがなにしたほうがいい単語


ひらがなと漢字の使い分けに公式なルールは存在しません。
見せる相手や掲載先などにあわせて、ルールを決めて文章を作成していくことが重要です。
ここでは、ひらがなにすると読みやすいとされる単語の一部をご紹介します。


最も   →  もっとも
等    →  など
但し   →  ただし
或いは  →  あるいは
貴方   →  あなた
事    →  こと
及び   →  および
喉    →  のど

■こんなときは漢字に


漢字にしたほうが意味を理解しやすくなり、読みやすくなる単語もあります。


はじめに/はじめる →  初めに/始める
ひとりひとり    →  一人ひとり
~するさい     →  ~する際
ようするに     →  要するに
いちおう      →  一応
左ぞろえ      →  左揃え

■難しい漢字はひらがなに


漢字にする?ひらがなにする?迷ったときは、文化庁が発表している「常用漢字表」が参考になります。
「常用漢字表」に掲載されていない漢字をひらがなにすることで、読みやすい文章できるかもしれません。

➤文化庁へのリンク
はこちら


また、文部科学省から、小学校の学年別漢字配当表が発表されています。小学生向けの文章を考えるときの参考になります。

➤文部科学省へのリンク
はこちら