Vol.179
制
作
キーワード: ねじれ文 文章 コラム
- わかりやすく。読みやすく。
メールや議事録を書くとき、あるいはマニュアルを制作するとき、
私たちはわかりやすい、読みやすい文章が書けないものかと常々思っています。
しかし、これがなかなか難しいものです(コラムを書いている今もそう思います)。
今回はそんなお悩みを解決する力になればということで、わかりやすく読みやすい文章を書くポイントを5つご紹介します。
■ポイント1:スリムを目指して
長すぎる文章。読む側からすればそれだけでげんなりします。
また長い文章は、一文に多くの情報を詰め込んだり、複数の文章がつながっていたり、
なにかと読む側の負担が大きいものです。
一文に一つの事柄を書く。
まずはこれを意識してみましょう。スリムになりましたか?
一般的には80文字を超えてくると危険信号、わかりづらい文章になるといわれていますから、
長くても60文字程度に収めてみましょう。(実はこの一文が60文字程度です)
長すぎる文章。読む側からすればそれだけでげんなりします。
また長い文章は、一文に多くの情報を詰め込んだり、複数の文章がつながっていたり、
なにかと読む側の負担が大きいものです。
一文に一つの事柄を書く。
まずはこれを意識してみましょう。スリムになりましたか?
一般的には80文字を超えてくると危険信号、わかりづらい文章になるといわれていますから、
長くても60文字程度に収めてみましょう。(実はこの一文が60文字程度です)
■ポイント2:ねじれた関係は解消したい
主語と述語がかみ合っていない文章を「ねじれ文」といいます。
例えば...
「健康のために必要なことは、早く寝ます」
「健康に必要なこと」という主語に対して、「寝ます」と誓っていては不自然ですね。
長すぎる文を書いたときなどに、主語と述語の間にねじれた関係性が築かれやすいです。
短い文を意識すれば主語がどれかわかりやすくなりますし、それに連動した述語もはっきりします。
つまり...
健康のために必要なことは、早く寝ることです。だから私は早く寝ます。
■ポイント3:リズムにのる
「です」「ます」などの語尾があります。
それらが連続します。
単調な文章になります。
……なんだか読みづらいですね。
そこで文末に変化を付けてみましょう。
リズムのある読みやすい文章になってきませんか?
また、少し長い文章の後には短い文章を続けるなど、長さにもメリハリをつけることでリズム感が生まれます。
リズムにのりましょう。
■ポイント4:なじみのある言葉を選ぶ
このコラムはアジェンダを作成し、エビデンスに基づいて、カスタマーニーズに応えられるものを目指しています。
上記のように一般的には聞きなじみの薄い言葉を羅列されては、伝わるものも伝わりません。
わからない言葉が連続すれば、読み手の関心も離れてしまいます。
できるだけ誰にでも伝わるような言葉を使うように心がけましょう。
どうしても専門用語など使わなければいけない!
そんな状況に追いこまれた場合には、注釈を付けるなどして説明を補足すると親切です。
■ポイント5:穴が開くほど読み返す
文章を書き終えた後には必ず読み返しましょう。
客観的な視点を持って読み返すことで、書いているときには見落としていた文章の問題点に気付くことができます。
一文の長さを見直したり、不要な表現を削ったりすることで、わかりやすさ、読みやすさの向上につながります。
また、主語と述語だけを抜き出して読み返してみたり、声にだして読んでみたりすることで、より気付きが生まれるでしょう。
読み返しては修正を繰り返すことで、このコラムも完成に至りました。
最後まで読んでいただいた皆さん、このコラムはわかりやすく読みやすかったでしょうか?
そう思っていただけたのであれば、今回ご紹介したポイントをぜひ実践してみてください。