Vol.74
制
作
キーワード: CIP3 CIP4 JDF
- 受注から納品までの情報を統合。CIP4でさらなる印刷業務の効率化へ。
- CIP3の登場により、印刷業はアナログからデジタルへと移行。より安定した印刷品質を実現しました。
そしてこのCIP3を拡張したものがCIP4です。今回はCIP4についてご紹介します。
※CIP3の説明はこちら→「CIP3、CIP4、JDFファイルの印刷ワークフロー」
※JDFの説明はこちら→「JDFで、印刷ワークフローの効率化を。」
前回ご紹介したCIP3。
これはプリプレス、プレス、ポストプレスの工程を、共通のファイルフォーマット(PPF)で統合するという考え方です。
CIP3を導入することで、これまでアナログで行っていた作業の自動化、品質の安定化を図ることが可能になります。
※CIP3の説明はこちら→「CIP3、CIP4、JDFファイルの印刷ワークフロー」
※JDFの説明はこちら→「JDFで、印刷ワークフローの効率化を。」
前回ご紹介したCIP3。
これはプリプレス、プレス、ポストプレスの工程を、共通のファイルフォーマット(PPF)で統合するという考え方です。
CIP3を導入することで、これまでアナログで行っていた作業の自動化、品質の安定化を図ることが可能になります。
そしてこの考え方を一歩進めたのが、CIP4(The International Cooperationfor the Integration of Processes in Prepress Press and Postpress)です。
これは2000年にアドビシステムズ社、アグファ社、ハイデルベルク社によって提言された規格。
印刷工程の省力化を目的としたCIP3に対し、CIP4では印刷の前工程「Process」から印刷の全行程統合を目指すというものです。
たとえば、営業や経理といった部門で使われているコンピュータシステムとも統合でき、
今まで各部門で分断されていた情報をひとつにつなぐことができます。
さらに情報が変更された場合、随時内容が更新されるため「どの仕事が、どこまで進んでいるのか」
といった進捗状況の管理が容易になります。
これにともないCIP4では、ファイルフォーマットをPPFから、より広範囲な情報を扱える「JDF」に変更。
CIP3のワークフローでは困難だった、受注段階からの印刷物を管理、制作上での情報変更がスムーズになります。
○CIP4の仕組み
ではJDFファイルでは、どのような内容まで扱うことができるのか?
次回は、その詳細についてお届けします。
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