Vol.135
印
刷
キーワード: 右綴じ 左綴じ 右開き 左開き
- 右綴じ、左綴じ、右開き、左開き…意外とわかりづらい!?本の綴じと開き方。
- 小説、カタログ、参考書…、私たちの周りにはたくさんの「本」があります。
しかし、その本が右開きか、左開きか、あまり意識しないのではないでしょうか。
今回は、本の文字組みと開き方の違いについてご紹介します。
お近くに小説など、縦組み(上から下へ文章が書かれている)の本はありますか?
こうした縦組みの本の表紙は、向かって右側が綴じられているため、右綴じと呼びます。
そして読む時にはページを右側へと開いていくことから、右開きとも言います。
縦組みの場合は、1行を上から下へ、各行を右から左へと読み進めていくため、
右綴じ・右開きの体裁が理にかなっているのです。
そして見開きの右側が若いページになります。
お近くに小説など、縦組み(上から下へ文章が書かれている)の本はありますか?
こうした縦組みの本の表紙は、向かって右側が綴じられているため、右綴じと呼びます。
そして読む時にはページを右側へと開いていくことから、右開きとも言います。
縦組みの場合は、1行を上から下へ、各行を右から左へと読み進めていくため、
右綴じ・右開きの体裁が理にかなっているのです。
そして見開きの右側が若いページになります。
一方、横組み(左から右へ文章が書かれている)の本は、表紙に向かって左側が綴じられており、
読む際はページを左へめくっていきます。
左開きとも言い、こちらは見開きの左側が若いページになります。
ところで古い資料を見ると横組みの日本語が、右から左へと書かれています。
今、私たちが見ると非常に読みづらいのですが、当時は当たり前の書き方でした。
なぜなら、これは横組みではなく、1行1文字ずつ改行している縦組み。
そもそも日本に横組みはなく、このように表記していたのです。
大正、昭和初期頃から欧米文化の流入により、左から右へと文字を書く横組みが増えていきます。
そして終戦を境に、左から書く横組みへと統一されていきました。
なお、横組み文章でもアラビア語などは右から左に書くため、右綴じ・右開きの本になっています。
普段あまり意識することがない右開きと左開き。
縦組みは右開き、横組みは左開きと覚えておけば、カタログやパンフレット制作を行う時にも
迷うことはなくなるでしょう。
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