Vol.148
印
刷
キーワード: ミシン加工 スリッターミシン ジャンプミシン
- 入場券やチケット、クーポンなど切り離す時に便利なミシン加工。
- 映画館や美術館の入場券、折り込みチラシについた申し込み用ハガキ、飲食店の割引クーポン、各種伝票など、
私たちの身の周りにはミシン加工された印刷物がたくさんあります。
もしミシン加工がなければ、わざわざはさみで切らないといけません。
面倒だからと手でちぎると、うまく切れずに破れてしまう可能性もあり、相当不便を感じることでしょう。
今回は、この便利なミシン加工について取り上げます。
ミシン加工には大きく分けて2つあります。
用紙の端から端まで用紙の辺と平行にまっすぐに入っているミシン目をスリッターミシン、
ミシン目が紙の端から入って途中で終わっている状態のミシン目をジャンプミシンといいます。
ミシン加工には大きく分けて2つあります。
用紙の端から端まで用紙の辺と平行にまっすぐに入っているミシン目をスリッターミシン、ミシン目が紙の端から入って途中で終わっている状態のミシン目をジャンプミシンといいます。
スリッターミシンを入れる場合、やり方はいろいろありますが、一般的なのは
スリッターミシン機を使用することです。
回転する圧胴に円盤状のミシン刃を圧接させ、その間に一枚ずつ用紙を通してミシン目を入れます。
ミシン刃を取り換えることでミシン穴のピッチや大きさを変更でき、非常に目の細かいマイクロミシン加工も可能。
複数のミシン刃をセットして並行にミシン目を入れることもできます。
一方、ジャンプミシンを入れる場合には、専用の型を作って型抜き加工をすることになります。
単純なジャンプミシンだけでなく四角形や三角形のミシン入れの他、スリッターミシンではできない斜めのミシン、
ジャンプミシンとスリッターミシンの組み合わせも可能です。
ただしスリッターミシン機と比較すると型を作る分、割高になるので注意が必要です。
その他、折り出す前にミシンを入れることができる製本折り機や、インラインで
切り取りハガキなどのミシンを入れるパーフォレーターを装備した輪転印刷機もあります。
ちなみに最近フイルム袋でよく見かけるマジックカットもミシン目加工を参考にして生み出された技術。
特殊な形状の微細な突起を加工用の回転刃につけてフイルムに押し付けて傷をつけることで作成します。
クーポンやアンケートハガキなど、ミシン目のあるなしで回収率が大きく異なります。
販促効果をより高めるにはミシン目は重要な要素のひとつです。
どんなミシン目が良いか、こんなミシン目はできないかなど、弊社営業までお気軽にご相談ください。
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