Vol.42
印
刷
キーワード: 環境 マーク
- カタログや会社案内の裏に並ぶさまざまなマーク。
それは企業の環境競争力を示す称号なのです。 - 会社案内やカタログ、名刺などの印刷物に付いているマークの意味、ご存知ですか。
環境に対する意識が高まりつつある現在、この印は企業の取組みの度合いを示す証になっています。
印刷物に記されているさまざまなマーク。
最近、増えてきていると思いませんか。
有名なものに「SOY INK」マークがあります。
リーフレット版のマンスリーアップの裏表紙にも「VOC成分ゼロ」マークや「ISO14001認証取得」マークを
確認できるはずです。
今回はこれらのマークをいくつかご紹介させていただきます。
印刷物に記されているさまざまなマーク。
最近、増えてきていると思いませんか。
有名なものに「SOY INK」マークがあります。
リーフレット版のマンスリーアップの裏表紙にも「VOC成分ゼロ」マークや「ISO14001認証取得」マークを確認できるはずです。
今回はこれらのマークをいくつかご紹介させていただきます。
ソイシール
まず、「SOY INK」マークについて。
ご存知の方も多いと思いますが、これは「ソイシール」と呼ばれ、大豆油インキを使用して印刷されたことを表す印です。
従来のインキに使われている石油系の溶剤は、大気汚染の原因となる揮発性有機化合物(VOC)を含んでいます。
溶剤が植物系の大豆油インキなら、環境への負担を減らすことができるわけです。
このマークは米国大豆油協会が世界共通のものとして作成。
ソイシールは、企業として環境問題に取り組んでいることを世界に証明できるものなのです。
近年では、VOCをほぼゼロにした、100%植物油系インキも登場(大豆油インキも少量ながらVOCを含んでいるため)。
インキメーカーではそれぞれ、VOC成分ゼロを示すマークを用意しています。
Rマーク
次に「Rマーク」です。
Rマークといっても、映画などで年齢制限をする際に使われるものとは違います。
これは再生紙使用マークとも呼ばれ、再生紙にどの程度古紙が配合されたかをひとめでわかるようにするものです。
Rの右側に表示されている数字が配合率。
R100なら、100%再生紙というわけです。
グリーンマーク
古紙利用製品を示すマークには「グリーンマーク」というものもあります。
原則40%以上の古紙を原料として利用した製品に表示することができます。
ただし製品によって違いがあり、トイレットペーパーやティッシュペーパーは100%、コピー用紙や新聞紙は
50%以上の古紙を利用する必要があります。
Rマークもグリーンマークも、古紙使用製品の利用を促進することが狙いです。
エコマーク
地球を抱きかかえるような「エコマーク」。
ひとめで“ちきゅうにやさしい”感じが伝わってきます。
このマークは、資源を再利用した製品や、捨てても環境に悪影響を与えない製品に表示することができます。
この他にもさまざまな環境マークがあります。
バタフライマーク
水なし印刷で作成した印刷物に表示することができる。
非木材紙マーク・ツリーフリーマーク
ケナフやタケ、バガスなどの非木材パルプを重量比10%以上使用した紙製品に使用できる。
FSCマーク
FSC(森林管理協議会)により、適切に管理された森から生み出される木材製品につけられるマーク。
これらのマークは環境保全の面から、より良い製品を選びやすいようにするための指標。
企業には、今後さらに環境競争力の向上が求められるはずです。
環境マネジメントの国際規格ISO14001はもちろん、環境保全活動を積極的に行って、
さまざまなマークの活用を考えてみてはどうでしょうか。
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