Vol.76
デザ
イン
キーワード: 黄金比 白銀比
- その美しさには理由があった。人を魅了する比率、黄金比と白銀比
- 古来より、人が美しいと感じる形には一定の法則がありました。それが1:1.6と1:1.4という比率。
名刺も、タバコの箱も、書籍のサイズだって、均整がとれていると感じる形には、この比率が関係しているのです。
オードリー・ヘプバーンの顔には秘密が隠されていた。
というと、“何だ!?”と驚かれる方がいるかもしれません。
世界中を虜にした彼女の美しさを語る際、顔の縦横比率に注目されることがあります。
オードリー・ヘプバーンの顔の縦横比率は、1:1.6。
実はこの割合は、黄金比(正確には1:(1+√5) / 2)と呼ばれ、
人間がもっとも美しいと感じる比率なのです。
オードリー・ヘプバーンの顔には秘密が隠されていた。
というと、“何だ!?”と驚かれる方がいるかもしれません。
世界中を虜にした彼女の美しさを語る際、顔の縦横比率に注目されることがあります。
オードリー・ヘプバーンの顔の縦横比率は、1:1.6。
実はこの割合は、黄金比(正確には1:(1+√5) / 2)と呼ばれ、
人間がもっとも美しいと感じる比率なのです。
この比率を持った形は、身の回りにもたくさんあります。
たとえば、
トランプ
キャッシュカード
パスポート
名刺
などの比率も黄金比です。
そう言われてみると、何だか落ち着きのあるような、
手に馴染むような気がしませんか?
他にも、
パルテノン神殿の底辺と高さの比、
パリ凱旋門全体の高さと中央開口部の高さの比、
さらに、ミロのヴィーナス像の頭からへそまでの寸法とへそから
つま先までの寸法の比も、黄金比なのです。
また、黄金比は人工物だけではなく、自然界にもあふれています。
その代表がオウムガイの貝殻の螺旋形状。
他にもひまわりの種やバラの花びらの並び方、台風や星雲の渦なども黄金比だと言われています。
世の中の美しいものすべてに黄金比が適用されているかというと、
必ずしもそうではありません。
黄金比に並ぶ美の比率のひとつに、白銀比があります。
その比率は、1:1.4(正確には1:√2)。
代表的なものに、
A判用紙
仏像の顔の縦横比
文庫本のサイズ
などがあります。
ところで、この白銀比の発祥地は日本。
そういった意味では、より私たちになじみ深い比率と言えるかもしれません。
今まで何となく美しいと感じていたものに、黄金比や白銀比が使われていた。
身近な物を測ってみると、そんな発見があるかもしれません。
デザインの現場でも、黄金比や白銀比を巧みに利用しています。
はこちら