Vol.92
制
作
キーワード: 校正 PDF
- 校正スタイルの多様化へ。PDFによるオンライン校正。
- PDFを利用した校正。徐々に実践される企業が増えてきました。
物理的な距離が離れていてもすぐに確認ができることを始め、そのメリットは計り知れません。
今回は印刷業界でも進みつつあるPDF校正についてご紹介します。
日常的にさまざまなケースで利用されているPDF。
有効なファイル形式として、ビジネスシーンは欠かせません。
PDFが発表されたのは1992年。文書データ作成に使われたアプリケーションやプラットフォームの種類を問わず、
テキストや画像、デザインをオリジナル通りに再現できるファイルフォーマットとして広く普及してきました。
PDF関連ソフトとして、作成や編集、加工を行う「Adobe Acrobat」、閲覧するための「Adobe Reader」があります。
日常的にさまざまなケースで利用されているPDF。
有効なファイル形式として、ビジネスシーンは欠かせません。
PDFが発表されたのは1992年。文書データ作成に使われたアプリケーションやプラットフォームの種類を問わず、
テキストや画像、デザインをオリジナル通りに再現できるファイルフォーマットとして広く普及してきました。
PDF関連ソフトとして、作成や編集、加工を行う「Adobe Acrobat」、閲覧するための「Adobe Reader」があります。
特に「Adobe Reader」は、無償で配布されているということもあり、デファクトスタンダードだと言えるでしょう。
これらのソフトは、発表からこれまでに何度もバージョンアップしています。
現在では、Adobe Acrobatを利用してPDF上に文章や図形を書き加えることも可能です。
近年、印刷業界でもPDFを使って校正を行うということが多くなってきました。
PDF校正の最大のメリットは、何と言ってもスピード。
たとえば宅配便などを利用して、校正紙のやり取りを行う場合、往復の配送日数がかかります。
しかしPDFなら、eメールに添付して送信ボタンを押すだけ。
カンプの出力や原稿のコピー、梱包の時間もかからず、数十秒後にはファイルが届きます。
FAX校正もスピーディーですが、モノクロで画像が荒く、文字が潰れて判読しづらいこともあり、校正には不向きです。
またPDF校正は、コスト削減にも効果的。
配送代やコピー代、プリント代に加え、これらにかかる手間・人件費を削減できます。
他にもPDF上に書き加えられた文章をコピー&ペーストすることで、修正の際に文字の入力ミスが無くなることや、
インターネットにつながっている環境なら、いつでも、どこでも確認ができるといったメリットもあります。
閲覧する側の環境を選ばないPDFだからこそ可能になったPDF校正。
紙のように複数のページを同時に見比べることができない、赤字を書き加えるためには「Adobe Acrobat」が必要など、
まだまだ改善の必要な点はありますが、今後オンラインによる校正は、さらに発展していくでしょう。