Vol.137


キーワード: 折丁 面付け

間違いのない印刷・製本のために
「折丁」と「面付け」、本作りには欠かせない工程。
何百ページもある分厚い辞書や書籍、カタログなど、なぜページの順番を間違えないのか。
そう疑問に思ったことはありませんか。
間違いなく印刷・製本するための鍵、それが「折丁」と「面付け」なのです。

ご存知のように書籍や雑誌、カタログなどは、1ページ単位で印刷するわけではありません。
印刷機で大判の用紙に8、16、32といった複数ページをまとめて印刷します。
たとえばA4サイズの冊子をA全判で印刷する場合、表裏で16ページ分の印刷が可能です。

この印刷されたシートを、製本工程でページ順に折りたたみます。
こうして折りたたんだ印刷シートを「折丁(または折本)」と呼びます。

印刷シートの折り方は、16ページの八つ折りの他、二つ折り、三つ折り、四つ折りなど、本の仕様によってさまざまです。
そして折丁にした際、各ページの順序が正しく並ぶように配置することを「面付け」と言います。

現在では、面付けソフトを利用するケースがほとんどですが、間違いがないように折丁見本を作ることもあります。
この見本も「折丁」と呼び、白紙1枚あれば誰でも作ることが可能です。

間違いのない印刷・製本のために
間違いのない印刷・製本のために

ご存知のように書籍や雑誌、カタログなどは、1ページ単位で印刷するわけではありません。
印刷機で大判の用紙に8、16、32といった複数ページをまとめて印刷します。
たとえばA4サイズの冊子をA全判で印刷する場合、表裏で16ページ分の印刷が可能です。

この印刷されたシートを、製本工程でページ順に折りたたみます。
こうして折りたたんだ印刷シートを「折丁(または折本)」と呼びます。

印刷シートの折り方は、16ページの八つ折りの他、二つ折り、三つ折り、四つ折りなど、本の仕様によってさまざまです。
そして折丁にした際、各ページの順序が正しく並ぶように配置することを「面付け」と言います。

現在では、面付けソフトを利用するケースがほとんどですが、間違いがないように折丁見本を作ることもあります。
この見本も「折丁」と呼び、白紙1枚あれば誰でも作ることが可能です。

代表的な折丁の作り方

用紙を時計回りに90度ずつ回転させながら折っていく「廻し折り」「時計折り」が一般的。
折り上がったら、ノンブルを記入して折丁見本を完成させます。

なおノンブルを記入する際、印刷物が左開き(横組み)の場合は天袋(袋の部分が上)、
右開き(縦組み)の場合は地袋(袋部分が下)になります。


代表的な折丁の作り方

無線綴じと中綴じの折丁

無線綴じと中綴じでは、丁合方法(重ね方)が違います。

無線綴じは折丁をそのまま重ねて閉じますが、中綴じは折丁を開いて重ねていきます。
したがって面付けがまったく異なるので注意が必要です。


無線綴じと中綴じの折丁

その他、平台印刷と輪転印刷の違いによっても折丁や面付けは異なります。
印刷物の制作中に仕様が変わるケースもあるため、手配には気をつける必要があります。
折丁について詳しいことが知りたいという方は、弊社営業までお気軽にご相談ください。



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