Vol.145


キーワード: 特色インキ

金、銀、パール。光沢のある特色インキ
他の印刷物との差別化に最適。
光沢感を利用した特色インキ。
「金、銀、パール」と聞いて、某洗剤のコマーシャルを思い浮かべる方もいるかもしれません。
今回は、光沢のあるインキの話。金、銀、パールインキの原料についてご紹介します。

年末年始の印刷物には華やかなものが多く、見ていると気持ちが高揚してきませんか。
特に高級感を演出するのに効果的なのが、金や銀、パール系の特色インキです。

一般的なオフセット用インキは、着色剤(インキの色のもとになる有機系の顔料)と
ビヒクル(着色剤を紙に定着させるための溶剤)でできています。
金や銀のインキは、着色剤に細かい金属粉を使用。といっても金粉や銀粉ではありません。
金インキには真鍮(しんちゅう:銅と亜鉛の化合物)、銀インキにはアルミニウムが使われているのです。

ちなみにインキに詳しい方であれば、金インキに赤金、青金があることをご存じかと思います。
赤金は真鍮の銅成分が多い物、青金は亜鉛の成分が多い物が使われています。
これらの金属粉は通常の有機顔料に比べ粒子が大きく、通常のビヒクルでは運びきれません。
そのため、運搬力の強いビヒクルを使うのですが、それでも版やブランケットに金属粉が残ってしまう
パイリングという現象が起きることがあります。
また乳化(インキが湿し水と混ざって印刷不良を起こす)しやすい傾向もあるので、印刷時には注意が必要です。

金、銀、パール。光沢のある特色インキ
金、銀、パール。光沢のある特色インキ

年末年始の印刷物には華やかなものが多く、見ていると気持ちが高揚してきませんか。
特に高級感を演出するのに効果的なのが、金や銀、パール系の特色インキです。

一般的なオフセット用インキは、着色剤(インキの色のもとになる有機系の顔料)と
ビヒクル(着色剤を紙に定着させるための溶剤)でできています。
金や銀のインキは、着色剤に細かい金属粉を使用。といっても金粉や銀粉ではありません。
金インキには真鍮(しんちゅう:銅と亜鉛の化合物)、銀インキにはアルミニウムが使われているのです。

ちなみにインキに詳しい方であれば、金インキに赤金、青金があることをご存じかと思います。
赤金は真鍮の銅成分が多い物、青金は亜鉛の成分が多い物が使われています。
これらの金属粉は通常の有機顔料に比べ粒子が大きく、通常のビヒクルでは運びきれません。
そのため、運搬力の強いビヒクルを使うのですが、それでも版やブランケットに金属粉が残ってしまう
パイリングという現象が起きることがあります。
また乳化(インキが湿し水と混ざって印刷不良を起こす)しやすい傾向もあるので、印刷時には注意が必要です。

金、銀、パール。光沢のある特色インキ 金、銀、パール。光沢のある特色インキ 金、銀、パール。光沢のある特色インキ

一方、光沢があって柔らかな色味が特長のパールインキ。
もちろん、パールインキにも本物の真珠が含まれているわけではありません。
透明な雲母(うんも:ケイ酸塩鉱物の一種でマイカともいう)を酸化鉄や酸化チタンで覆って着色剤にすることで、
真珠に似た光沢や干渉色を実現しているのです。
パールインキは透明度が高く、好みの色やデザインを活かした演出ができます。

購買意欲を高める、高級感を醸し出すなど、光沢は印刷物の見た目の印象、品質に大きな影響を与えます。
こういったインキを使っても用紙の特性によっては発色がかわったりします。
インキだけでなく印刷時のインキの盛り具合等によっても見え具合はかわります。
金、銀、パールインキを使った印刷をお考えの際は、ぜひ当社営業までご相談ください。



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