Vol.67
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刷
キーワード: 森林認証制度 FSC FM認証 CoC認証
- 古紙100%の再生紙がなくなる!?再生と管理、環境を考えた紙づくり。
- いつ、どこで、誰が作ったのか。
生産場所から加工・販売の工程が追跡できる仕組みづくりは、安全・安心が求められる食料品業界を始め、いまや当たり前になりつつあります。
そして、その考え方は紙や木材の世界にも広がろうとしています。
世界でもトップレベルの古紙回収率を誇る日本。
しかし近年では、古紙の中国への輸出が増え、集荷自体が難しくなりつつあります。
さらに再生紙の使用が一般的になるにつれ、古紙を繰り返し使うようになり、古紙の品質が低下してきました。
こうした状況でより白色度の高い再生紙を求めれば、薬品や二酸化炭素排出量の増加は避けられません。
いまや環境のことを最優先に考えれば、必ずしも100%再生紙がベストではないのです。
すでに100%再生紙の廃止を決定した製紙メーカーもあります。
世界でもトップレベルの古紙回収率を誇る日本。
しかし近年では、古紙の中国への輸出が増え、集荷自体が難しくなりつつあります。
さらに再生紙の使用が一般的になるにつれ、古紙を繰り返し使うようになり、古紙の品質が低下してきました。
こうした状況でより白色度の高い再生紙を求めれば、薬品や二酸化炭素排出量の増加は避けられません。
いまや環境のことを最優先に考えれば、必ずしも100%再生紙がベストではないのです。
すでに100%再生紙の廃止を決定した製紙メーカーもあります。
現在では古紙とバージンパルプをバランスよく配合することが、環境負荷の抑制につながるとされています。
とは言え、無作為な木の伐採は森林資源の浪費につながる重要な問題。
いかに森林の保護をしながら、バージンパルプを得るか。
そこで有効なのが、木材原料の加工・製造・過程を追跡できる仕組み(トレーサビリティ)が「森林認証制度」です。
森林認証とは、適切に管理された森林であるかどうかを、独立した第三者機関が評価・認証する制度。
この制度は市場のメカニズムを通じて持続可能な森林経営を推進することで、
世界規模での森林の減少や荒廃を解決しようと図るものです。
森林認証には団体によって、さまざまなものがあります。
日本では、環境団体も一員となり発足した組織であるFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)による
認証制度がよく知られています。
FSC認証は大きく2つに分かれます。
実際に管理されている森林や林地に適用する、森林管理の認証(FM認証)。
これは10の原則と56の規準に基づいて、森林の管理が適切に行われていることを認証します。
もうひとつは生産・加工・流通過程の管理の認証(CoC認証)。
こちらは認証された森林から生産された木材・紙など、製品が非認証林から生産された製品と混ざらないよう
管理されていることを表します。
つまり、FSCのロゴマークは、きちんと管理され、生産された製品であることを表すしるしでもあるのです。
セザックスでは、森のリサイクルに積極的に取り組んでいくため、FSC認証を取得。
これにより私たちのつくる印刷物に、FSCマークを刷り込むことができるようになりました。
FSCマークについて、より詳しい情報をお求めのお客様は、お気軽にお問い合わせください。
PDF版はこちら